赤坂の鮨店

今回で2回目の訪問になる。溜池山王にお店を開いて15年経つそうだ。お店は銀座線溜池山王駅11番出口を出て数十秒のところにある便のいい場所。初めて訪問したのは8月でしたが、美味しかったのでまた訪問することにした。今日は12時の予約で行ったが他に客は誰もいなく緊張した。まだ二回目の訪問だし、大将ともそこまで話したこともなくなんだか場違いのような気がしたがせっかく来たので鮨を楽しもうと思った。まあ、他に客もいなかったこともあるが、大将が気を使って話しかけてきてくれる。初めて行ったときは寡黙な大将だなという印象があったが今日はよく話していた。ところで今日の鮨は17,000円のおまかせにした。つまみは、毛蟹、平目と真鯛の刺身、石垣貝、土瓶蒸し、のどぐろの焼き物。前回も毛蟹が出たがこれが旨い。そして土瓶蒸しが出るのが意外だった。土瓶蒸しをいただくのは10年以上ぶりかもしれない。今日は長野県産の松茸を使ったものだった。出汁はそれほど濃いものではなかったが、松茸の香りを楽しめた一品だった。とにかくこういう時に季節を感じさせてくれる。都会で生活をしていると、気温だけが季節を感じる唯一のものしかない。季節のものをいただくということがいかに大切か感じる。お鮨は、舎利がそこまでお酢が効いたものではなくネタを邪魔しない程度の風味で、硬さは柔らかくもなく硬くもないものだった。にぎりはどれも満足がいくものだった。今度訪問する時は寒くなった12月か1月ごろにしたい。